旅行ときどきグルメ

在学4年間+オーストラリア留学1年間を終えて、春からはひよっこ社会人 。美味しいものを食べるために生きて、キレイな場所を旅するために働く23歳🌷

2016年7月:オーストラリア・ケアンズ4日目(キュランダ)

ケアンズの二大世界遺産、2つ目のキュランダに行ってきました。本当はグリーン島の翌日は休息日に当てたかったのですが、天気予報を見る限りこの日がラストチャンスでしたので、急遽予定を変更して行ってくることにしました。いつもならネット予約をするところですが、「前日の夜にネット予約するとなると、オフィスが閉まっていて予約確定できないかも…。」と不安に思ってフロントスタッフに相談すると、ご親切に電話で列車・スカイレールの予約をしてくださいました。(オーストラリア国内で使える携帯電話は持っていましたが、英語で通話することは留学生活最後まで苦手でした;)無事に往路の送迎バスも取れたので、安心して眠ることができました。

 

 

チケットとアクセス

往路 スカイレール

帰路 キュランダ観光列車

オプション 送迎バス

121.00AUD(約9680円)

*公式サイトで現在の値段を見たら124.00AUD(約9920円)に値上がりしていました。

 

キュランダに行くには2つの方法があります。1つはキュランダ観光鉄道です。初めて見るはずなのになぜか懐かしい気持ちになると思っていたら、「世界の車窓から」というテレビ番組のオープニングにしばらく使われていたそうです。もう一つはスカイレールです。大多数の人が往路と帰路で交通手段を変えるのではないかと思います。私は往路をスカイレール、帰路をキュランダ観光列車にすることにしました。キュランダ観光鉄道を往路として利用する場合、出発がFreshwater Railway Station(フレッシュウォーター駅)からのみになると公式サイトに書いてあったからです。帰路は宿泊先であるYHAから徒歩10分程度のCairns Station(ケアンズ駅)まで電車に乗ることができました。往路のスカイレール、出発地となるスカイレールインフォレストケーブルウェイまでは車で15分なので、往路のみ送迎バスを予約しました。

 

 

スカイレール 

送迎バスでレールレインフォレストケーブルウェイまで送ってもらったら、早速乗り込みます。空が曇り模様で少し心配…。それでも時折見せる青空がきれいでした。広大な熱帯雨林を上から見渡すことができます。

 

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曇ってきました。

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レールウェイでは1時間半の移動ですが、ずっと中にいるわけではありません。ところどころ降りる駅があります。熱帯雨林の中を散歩したり、Barron Fallsという滝を見たり、道中も熱帯雨林を満喫することができます。滝を見ていたら、向こう側にキュランダ観光列車が見えました。

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キュランダの街歩き

そうこうしていると、キュランダに到着しました。

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ここで私が必ず食べると決めていたのがホーキーポーキーというニュージーランド発祥のアイスクリームです。ニュージーランドに留学していた友人がぞっこんになったらしく、調べてみるとキュランダにも売られているということで、探してみると案外簡単に見つけることができました。濃厚なバニラアイスにカリカリのキャラメルが入っていてとってもおいしかったです。写真は1スクープですが、一店目よりも少し奥の方でアイスの名店を見つけてしまい、そこでもう1スクープ食べました。今日はアイスだけで11AUD(約880円)使ってしまいました。もう一つの店舗というのが、Kuranda Homemade Tropical Fruit Ice Creamというお店です。赤い車で愉快なおじいちゃんが販売しているお店です。たくさんの観光客が口コミを見て集まってくるらしく、私たちを見ると日本語で挨拶をして下さいました。ただ、キュランダ観光列車に乗るために本当に時間がなく、せっかくおもしろおかしく話しかけていただいたのに、アイスや外観の写真を撮るどころか、落ち着いて話す時間も食べる時間もなかったので走りながら食べました。アイスを食べながら爆走している私を同行者が写真に収めていたのですが、自分の食い意地にちょっと引きました。

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キュランダにはマーケットもあり、素敵な工芸品もありました。

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アーミーダック

ランチは簡単にミートパイ5.20AUD(約416円)を食べ、しばらく街歩きをしましたが、キュランダ観光列車の出発時刻までかなり余裕があったの観光センターに行ったところ、アーミーダックというツアーをお勧めされたので行ってきました。こちらが公式ウェブサイトに載っていたツアーの説明です。

 

第二次世界大戦時に製造された水陸両用車アーミーダック(正式名称DUKW)に乗り込み熱帯雨林探検へ。ツアー中にはシダ、ラン、絞め殺しのイチジク、スティンギング・ツリー等の植物や美しいカワセミをはじめとする鳥類、哺乳類、爬虫類などこの熱帯雨林特有の動植物にめぐりあうことでしょう。

 

アーミーダック 

ツアー代 25.00AUD(約2000円)

果物代 11.00AUD(約880円)

 

オーストラリアに現存のアーミーダック12台は全てここにあるそうです。

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別の車が水中に入って行っていくのが見えました。

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圧巻の景色です。

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生き物も見ることができます。(運転手さんが熱帯雨林についてたくさん解説してくださいますが、異空間に感動しすぎてあまり覚えていません…。)

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アーミーダックから帰って、少し歩きましたが、とても綺麗でした。(ここで満喫しすぎて電車の時間をすっかり忘れてしまいます。)

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トロピカルトリート・ジュースバー

アーミーダックから降りてふらふらと歩いていると、このお店に遭遇しました。こちらのお店は熱帯果樹園の横にあるジュースバーで、果樹園で季節ごとに採れるフルーツを販売しています。熱帯雨林で育つ果物なので、見たことのないような珍しいフルーツがたくさんありました。私は店員さんにおススメされたカスタードアップルを購入しました。見た目からして酸味の強そうな果物だなと思っていたら、その名の通り甘くてまろやかでしっかりとした食感でした。他にもこの熱帯地域ならではの果物がたくさんあったので、ぜひ挑戦してみて下さい。 

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キュランダ観光列車

思いのほかのんびりしすぎたので最後は走って駅まで行くことになりましたが、何とか列車の時間に間に合わすことが出来ました。キュランダ駅に到着したとき浮かれすぎて、駅まで徒歩で戻る時間を確認していなかったのは痛恨のミスでした。車両の写真が撮れなくて残念…。と思っていたら、こちらも途中で休憩時間があったため無事に撮影できました。とても素敵な列車ですが、外観がどれだけレトロでかわいくても乗っている間は見れませんので写真は必須です。こちらは走行中に窓から撮ったものです。

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走って駅に向かったこともあり途中で寝てしまいましたが、ケアンズ駅に無事戻ってくることができました。 2日連続で遠出して遊びづかれたので、翌日は目覚ましをセットせずにのんびり過ごし、夕方からケアンズのマーケットに行くことにしました。

 

2016年7月:オーストラリア・ケアンズ3日目(グリーン島)

 

前日にしっかりと休息し、冬のメルボルンから常夏のケアンズに体を慣らしたら、ケアンズ旅行最大の見所、世界遺産グレートバリアリーフに出発です。

 

 

グレートバリアリーフとは

グレートバリアリーフとは、2300km続く世界最大のサンゴ礁群です。(想像しやすく言うと日本がスッポリ収まる程の大きさ…。)一口にグレートバリアリーフと言っても、たくさんの島が浮かんでいるので、観光する際にはどこの島に行くのか、状況に応じて選ぶ必要があります。

 

グリーン島

ケアンズの数ある島の中で、旅行者に1番人気なのがグリーン島。人気の秘訣は何と言ってもケアンズ市内からのアクセス!ガイドブックにはハート形の島が有名なハミルトン島などが掲載されていますが、こちらは日帰りでは難しい…。時間とお金に余裕があれば島のホテルに宿泊してみたいです。大多数の方はグリーン島を選択するらしく、私もグリーン島に行きました。日本人がたくさんいて、フェリーでも島でも日本語ガイダンスがありました。

 

参加ツアー

GREAT ADVENTURES

グリーン島エコアドベンチャー

ツアー代  90.00AUD(約7200円)

ボート代  50.00AUD(約4000円)

送迎バス  24.00AUD(約1920円)

合計:164.00AUD(約13120円)

 

グリーン島エコアドベンチャーは厳密に言うとツアーではなく、ガイドや添乗員は同行しません。グリーン島往復乗船券にサービスでシュノーケル用具レンタルまたはグラスボトムボート乗船がおまけで付いたものです。色々とツアーを調べましたが、グリーン島へのツアーはこれが一番シンプルで低価格なチケットです。シュノーケル用具レンタルを選んだ場合、こちらには沖の方まで行くボートがついていませんでしたが、50.00AUD(約4000円)で追加しました。実はサンゴ礁は陸から離れたところあるので、ボートでそこまで連れて行ってもらわなければ、みなさんの想像するサンゴ礁や熱帯魚はほとんど見られません。ボート代はウェットスーツ込みです。想像以上にきれいだったので、追加して良かったです。もう一つのグラスボトムスボートを選ぶと、その名の通り底がガラス張りのボートに乗って、サンゴ礁を見に行くことができます。小さなお子さん連れや、水の中に入りたくないという方にはこちらがオススメです。ちなみにウェブサイトは日本語表示可能で、そこからも日本人から人気だということが分かりますね。

 


 

スケジュール

7:50 YHAにお迎え

ピックアップサービスを利用したので、YHAの前までお迎えに来てもらいました。小型バンでしたが、同じ宿泊先からもたくさんの人が乗り込みました。

 

8:30 マリーナ出発

ここからはワクワクするクルーズの始まりです。1番近いグリーン島でも50分はかかります。思ったよりも混んでおらず、きれいな海を見るべく窓側の席をキープできたため、長い移動時間も苦になりませんでした。朝ごはんを食べる余裕がありませんでしたが、ここでサービスの紅茶・クッキーをいただきました。途中でグリーン島・緊急時についての説明がビデオで流れますが、日本語でも放送されるので英語が苦手な方もご安心ください。

 

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9:20 グリーン島到着

ここからまずは沖までのボート乗船予約・ウェットスーツレンタルをします。担当者はなんとオーストラリアに移住した日本人の方でした。無事に手続きが済んだので、着替えていらないものはコインロッカーに入れます。4時間で7AUD(約560円)または8時間で9AUD(約720円)をコイン支払いです。国旗を選ぶとその国の言語で説明してくれるようになっていました。コインロッカーのパスワードは、生年月日と好きな色という珍しいものでした。鍵だと失くしてしまう可能性もあるから便利です。ちなみにここでスマホもロッカーに入れたので、残念ながらサンゴ礁付近の写真には撮られませんでした。カメラをボートに持ち込む方もいらっしゃいましたが、セキュリティや防水を考えて私はやめました。実際、あまりにもサンゴ礁が美しく、シュノーケリングに夢中でカメラを触るほどの余裕がなかったので、置いてきて正解だったと思います。陸の方とは全く違う景色が広がり、これぞグレートバリアリーフ!と圧巻されました。こちらは陸からの写真ですが、みなさん自力で遠い方まで泳ぎ、無料シュノーケリングセットで潜っていました。私もボートで戻ってきて挑戦してみましたが、ここまでの距離だとやはり熱帯魚やサンゴ礁は見られないので、オプションをつけてよかったなと思いました。とっても素敵な思い出です。

 

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11:30 ランチ

シュノーケリングに体力を使ってお腹ペコペコ…。ツアーにランチはついていないので自分で買いました。心配しなくてもたくさんのお店がならんでいました。私はThe Canopy Grill(キャノピーグリル)というお店でハンバーガーとレモネードを注文しました。本日のサービスセットで15AUD(約1200円)。観光地なのでこれだけでも結構お値段が張りますが、とってもおいしかったです。

 

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1:30 集合

ランチを食べて海辺を散歩しているとあっという間に重合時間になりました。予約メールに「出発(2:30)の1時間前には集合してください。」と書いてあったので、遅れないように走って行きましたが、私たち以外ほとんどいませんでした。早く着きすぎてしまったものの、そこから見える海にうっとりしているとあっという間に1時間が経過しました。直前に集合場所に来るグループもいました。1時間前にした意味はあったのでしょうか?

 

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3:20 マリーナ到着

ここからまた送迎バスでYHAに送ってもらい、4時ころには到着しました。水中では気が付かないけど思いのほか体力を使うシュノーケリング…。ひと眠りしたあとは徒歩10分のWool Worthというスーパーマーケットで適当に夕食を買って食べました。

 

サンゴ礁の白化現象

グリーン島はとってもアクセスがよく、このように1日あれば満喫できる素敵な島です。シュノーケリングやダイビングが好きな方やハネムーンなど特別な旅行をされる方は、どこか他の島に宿泊してみてもいいかもしれません。グリーン島にも宿泊施設はありました。グレートバリアリーフサンゴ礁はとてもきれいで、今でも鮮明に覚えています。そんなサンゴ礁地球温暖化による海水温上昇が原因で、白化現象が進んでいるそうです。海を泳ぐ生き物たちの体内から、微生物によって分解されないプラスチックゴミが発見されることもあります。知らない間に体内にプラスチックを取り込んだままの魚もいます。先日読んだ学術論文によると、販売されている魚の約25%に、目に見えないプラスチック片が入っているそうです。(その魚を食べていると考えるとゾッとします。)大自然を鑑賞するのも破壊するのも人間だということをしっかり認識して、環境保全のために出来ることからしていく必要があるとつくづく感じます。ちなみに私が一番賛同して、意識的に取り組んでいるのがこちらの活動です。

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翌日は、熱帯雨林のキュランダに行きました。そちらについては次の記事で紹介します。