三重2日目は、いよいよ伊勢神宮へ。しきたりにのっとり、二見興玉神社からスタート。昔は海水を浴びて禊をしましたが、現代は二見興玉神社に参拝することで禊としているらしい。禊をせずに伊勢神宮に直接行く人の方が多いようですが、性格上、どおしても順番通りに回りたかったので早朝に向かうことに。

電車で二見浦駅へ
06:58伊勢市駅-07:06二見浦駅
片道210円。こちらのJR線、交通系ICカードは使えません。2027年春頃から使えるようになるらしい。

2月の朝6時前、まだこんなに真っ暗でした。二見浦駅に到着後、だんだんと空が明るくなり、徒歩15分ほどで二見興玉神社に到着。
二見興玉神社

二見興玉神社の境内には、カエルがたくさん。調べてみると、二見興玉神社の御祭神「猿田彦大神」の神の使いがカエルだと言われているそう。「無事に帰る」「貸したものが返る」「若返る」などの意味もあるのだとか。

こちらで禊を。縄で身体をさすって身を清めるスタイル。

時間が経つにつれて空の色も変わり、清々しい気分。この時点でまだ朝の7時10分頃。ここから御福餅本家の開店時間である9時まで粘る。

二見浦に泊まるべき理由
朝日が綺麗な時間帯に二見興玉神社へ来たはいいが、参拝後の朝7時半頃から、近くにある御福餅本家の開店時間9時までの間、開いている店舗が全くと言っていいほどない。付近に日帰り温泉でもあればいいのだがそれもなく、寒い中1時間半程も彷徨う羽目に。(伊勢市駅まで戻ることも考えたが、行き帰りの時間が無駄に思えて断念。)
近くに温泉付きの旅館もたくさんあったから、早朝に禊をし、その後にゆっくり温泉に浸かって体を温め、心身ともに浄めた状態で伊勢神宮に行きたかった…。2月という季節柄もあり、本当に寒かった。
御福餅本家
寒い思いをしてまで行きたかったのは、2024年3月末にリニューアルオープンした御福餅本家。赤福と違い、他県へのイベント出店がほとんどないこともあり、どうしても店舗で食べたいと思い、寒い中凍えながら待ちました。
綺麗な店構え。

御福餅セット900円。冷えた体に温かい抹茶と美味しいお餅がしみました。
再び、二見浦駅から伊勢市駅に戻り、宿泊先で一休みしてから徒歩で外宮に向かいます。
外宮
いよいよ待ちに待った伊勢神宮。外宮→内宮という、慣わしどおりの順番で参拝します。

正宮 豊受大神宮(とようけだいじんぐう)。内宮の天照大神の食事を司る神様。中は撮影禁止。信仰心はあまり強い方ではないですが、それでも強いオーラを感じる。 神聖な境界線とされる白い布がふわふわとしているのを見ると、心が洗われたような気分に。
バスに乗って内宮へ向かう
正宮である豊受大神宮に次ぐお宮、別宮(べつぐう)にも立ち寄った後はいよいよバスで内宮へ。20分間隔で走行しており、所要時間は10分弱の片道520円。
平日にも関わらず付近駐車場がいっぱいになっているのを見ると、公共交通機関で来て良かったなと実感。
内宮
外宮への参拝スタートが11時前、バスで10分程移動後、12時過ぎには内宮前に到着しました。橋を渡ると、どの神社にもあるように御手洗場がありますが、起源としては、その先にある 五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)にて手を洗うことになっているらしい。川に落ちないように気をつけつつ、もちろんここでも慣わしに従います。

厄払い
今年は本厄ということもあり、近所の神社で済ませてはいますが、せっかくなので内宮でも厄払いをしました。外宮、内宮ともに事前予約は受け付けておらず。 御祈祷料は5,000円/1グループ(5名まで)から受け付けてもらえます。
「御祈祷を申し込む方は、参拝前に申し出てください。」との看板があったので、記入例を参考に申し込み用紙を埋め、こちらで早速申し込みました。

待機部屋。温かいお茶がありました。
平日だったからか、待ち時間を含めても30分程度で終了。気持ちの問題だとは思いますが、これで安心して毎日を送れる気がします。
天照大神
『皇室の祖先神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本神話や古事記を始め、様々な日本の神話に登場する、八百万の神(やおよろず)の神々の中で、最も尊いとされている最高神。』
伊勢神宮の内宮に祀られている天照大神。信仰心は全く強い方ではないけど、無神論者というわけでもなく。それでも、 一神教とは異なる、自然や動植物、土地や生活道具など、世の中のすべての物に神が宿ると考る「八百万の神の精神」は、なんとなく日本人として物心ついた頃から身についていたような。そんな八百万の神のトップとご対面。なんとも言えない清々しい気持ちになりました。伊勢神宮が日本人の心のふるさとと呼ばれる所以を肌で感じた。

神馬との遭遇
帰り間際は、外宮と内宮に2頭ずついるという神馬(しんめ)にも遭遇。神馬のいる神社は全国で5ヶ所のみ、その中でも伊勢神宮の神馬は皇室から贈られた「御料馬(ごりょうば)」であり、格別に高貴で特別な存在とされているらしい。いつでもいるわけではなく、天候や体調によっては外に出ない日もあることから、参拝の際に偶然神馬に会えた人は、「幸運が訪れる」と言われているとのこと。そんな神馬に無事会えて、幸先いい。

参拝後はお待ちかね、おかげ横丁へ。気づけば13時半過ぎ。遅めのランチを食べ歩き。16:43発の特急しまかぜへ乗車時間まで、食べ歩きやお土産の購入を満喫しました。


特急しまかぜ
帰路はこの旅のもう1つの目的、特急しまかぜに乗車。伊勢から難波までの1時間半、通常の特急列車料金に+840円(当時はセールでたまたま100円引き♩)でフカフカのシートに座れる、プチ贅沢。

なんと車内にはカフェ席が。乗車早々に行くも、ミニ赤福もお目当てのケーキセットも売り切れ。ちなみにケーキは大阪上本町にある「シェラトン都ホテル大阪」のもの。変わりにドリンクを注文。

特にルートや地形を確認することなく、勝手に伊勢湾の絶景を想像してしまっていたが、伊勢市駅から難波に行く場合は内陸側を通るため、目の前に広がるのはこんな感じの田園風景。景色を満喫するというよりは、快適さや特別感を楽しむ列車でした。
そんなこんなで無事に帰着。二見興玉神社、伊勢神宮(外宮・内宮)をきゅっと1日に詰めたプラン。いつかは行ってみたいと思っていた場所にやっと来れて、良かった。また人生の節目節目に来たいと思える場所でした。