旅行ときどきグルメ

在学4年間+オーストラリア留学1年間を終えて、春からはひよっこ社会人 。美味しいものを食べるために生きて、キレイな場所を旅するために働く23歳🌷

2016年7月:オーストラリア・ケアンズ3日目(グリーン島)

 

前日にしっかりと休息し、冬のメルボルンから常夏のケアンズに体を慣らしたら、ケアンズ旅行最大の見所、世界遺産グレートバリアリーフに出発です。

 

 

グレートバリアリーフとは

グレートバリアリーフとは、2300km続く世界最大のサンゴ礁群です。(想像しやすく言うと日本がスッポリ収まる程の大きさ…。)一口にグレートバリアリーフと言っても、たくさんの島が浮かんでいるので、観光する際にはどこの島に行くのか、状況に応じて選ぶ必要があります。

 

グリーン島

ケアンズの数ある島の中で、旅行者に1番人気なのがグリーン島。人気の秘訣は何と言ってもケアンズ市内からのアクセス!ガイドブックにはハート形の島が有名なハミルトン島などが掲載されていますが、こちらは日帰りでは難しい…。時間とお金に余裕があれば島のホテルに宿泊してみたいです。大多数の方はグリーン島を選択するらしく、私もグリーン島に行きました。日本人がたくさんいて、フェリーでも島でも日本語ガイダンスがありました。

 

参加ツアー

GREAT ADVENTURES

グリーン島エコアドベンチャー

ツアー代  90.00AUD(約7200円)

ボート代  50.00AUD(約4000円)

送迎バス  24.00AUD(約1920円)

合計:164.00AUD(約13120円)

 

グリーン島エコアドベンチャーは厳密に言うとツアーではなく、ガイドや添乗員は同行しません。グリーン島往復乗船券にサービスでシュノーケル用具レンタルまたはグラスボトムボート乗船がおまけで付いたものです。色々とツアーを調べましたが、グリーン島へのツアーはこれが一番シンプルで低価格なチケットです。シュノーケル用具レンタルを選んだ場合、こちらには沖の方まで行くボートがついていませんでしたが、50.00AUD(約4000円)で追加しました。実はサンゴ礁は陸から離れたところあるので、ボートでそこまで連れて行ってもらわなければ、みなさんの想像するサンゴ礁や熱帯魚はほとんど見られません。ボート代はウェットスーツ込みです。想像以上にきれいだったので、追加して良かったです。もう一つのグラスボトムスボートを選ぶと、その名の通り底がガラス張りのボートに乗って、サンゴ礁を見に行くことができます。小さなお子さん連れや、水の中に入りたくないという方にはこちらがオススメです。ちなみにウェブサイトは日本語表示可能で、そこからも日本人から人気だということが分かりますね。

 


 

スケジュール

7:50 YHAにお迎え

ピックアップサービスを利用したので、YHAの前までお迎えに来てもらいました。小型バンでしたが、同じ宿泊先からもたくさんの人が乗り込みました。

 

8:30 マリーナ出発

ここからはワクワクするクルーズの始まりです。1番近いグリーン島でも50分はかかります。思ったよりも混んでおらず、きれいな海を見るべく窓側の席をキープできたため、長い移動時間も苦になりませんでした。朝ごはんを食べる余裕がありませんでしたが、ここでサービスの紅茶・クッキーをいただきました。途中でグリーン島・緊急時についての説明がビデオで流れますが、日本語でも放送されるので英語が苦手な方もご安心ください。

 

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9:20 グリーン島到着

ここからまずは沖までのボート乗船予約・ウェットスーツレンタルをします。担当者はなんとオーストラリアに移住した日本人の方でした。無事に手続きが済んだので、着替えていらないものはコインロッカーに入れます。4時間で7AUD(約560円)または8時間で9AUD(約720円)をコイン支払いです。国旗を選ぶとその国の言語で説明してくれるようになっていました。コインロッカーのパスワードは、生年月日と好きな色という珍しいものでした。鍵だと失くしてしまう可能性もあるから便利です。ちなみにここでスマホもロッカーに入れたので、残念ながらサンゴ礁付近の写真には撮られませんでした。カメラをボートに持ち込む方もいらっしゃいましたが、セキュリティや防水を考えて私はやめました。実際、あまりにもサンゴ礁が美しく、シュノーケリングに夢中でカメラを触るほどの余裕がなかったので、置いてきて正解だったと思います。陸の方とは全く違う景色が広がり、これぞグレートバリアリーフ!と圧巻されました。こちらは陸からの写真ですが、みなさん自力で遠い方まで泳ぎ、無料シュノーケリングセットで潜っていました。私もボートで戻ってきて挑戦してみましたが、ここまでの距離だとやはり熱帯魚やサンゴ礁は見られないので、オプションをつけてよかったなと思いました。とっても素敵な思い出です。

 

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11:30 ランチ

シュノーケリングに体力を使ってお腹ペコペコ…。ツアーにランチはついていないので自分で買いました。心配しなくてもたくさんのお店がならんでいました。私はThe Canopy Grill(キャノピーグリル)というお店でハンバーガーとレモネードを注文しました。本日のサービスセットで15AUD(約1200円)。観光地なのでこれだけでも結構お値段が張りますが、とってもおいしかったです。

 

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1:30 集合

ランチを食べて海辺を散歩しているとあっという間に重合時間になりました。予約メールに「出発(2:30)の1時間前には集合してください。」と書いてあったので、遅れないように走って行きましたが、私たち以外ほとんどいませんでした。早く着きすぎてしまったものの、そこから見える海にうっとりしているとあっという間に1時間が経過しました。直前に集合場所に来るグループもいました。1時間前にした意味はあったのでしょうか?

 

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3:20 マリーナ到着

ここからまた送迎バスでYHAに送ってもらい、4時ころには到着しました。水中では気が付かないけど思いのほか体力を使うシュノーケリング…。ひと眠りしたあとは徒歩10分のWool Worthというスーパーマーケットで適当に夕食を買って食べました。

 

サンゴ礁の白化現象

グリーン島はとってもアクセスがよく、このように1日あれば満喫できる素敵な島です。シュノーケリングやダイビングが好きな方やハネムーンなど特別な旅行をされる方は、どこか他の島に宿泊してみてもいいかもしれません。グリーン島にも宿泊施設はありました。グレートバリアリーフサンゴ礁はとてもきれいで、今でも鮮明に覚えています。そんなサンゴ礁地球温暖化による海水温上昇が原因で、白化現象が進んでいるそうです。海を泳ぐ生き物たちの体内から、微生物によって分解されないプラスチックゴミが発見されることもあります。知らない間に体内にプラスチックを取り込んだままの魚もいます。先日読んだ学術論文によると、販売されている魚の約25%に、目に見えないプラスチック片が入っているそうです。(その魚を食べていると考えるとゾッとします。)大自然を鑑賞するのも破壊するのも人間だということをしっかり認識して、環境保全のために出来ることからしていく必要があるとつくづく感じます。ちなみに私が一番賛同して、意識的に取り組んでいるのがこちらの活動です。

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翌日は、熱帯雨林のキュランダに行きました。そちらについては次の記事で紹介します。

2016年6月:オーストラリア・ケアンズ2日目(宿泊先 YHA)

いよいよケアンズでの滞在スタート!メルボルンから長距離移動し、昨晩遅くにケアンズのホステルに到着したので疲労困憊、1週間に渡るケアンズ滞在に向けて、ひとまず体を休めることにしました。今日は、オーストラリアで何度も利用したYHA(Youth Hostels Association)について紹介します。

 

 

 

ミッション

「すべての人、特に若者に自己啓発による教育、深い友情、他者やそれらの周りにある世界への理解を促進する機会を提供することをミッションとしてります。」

 

ホステルをユニークにするものは何でしょうか?

YHAホステルは旅行者向けなので、ホステルには、フレンドリーな地元のスタッフ、設備が揃ったキッチン、清潔なお部屋、快適なベッド、汚れがなく広々とした浴室など、自宅にいると感じられるものすべてを揃えています。当協会のホステルには、他の宿泊客と楽しく交流できるエリア、快適なラウンジルーム、テレビ、ボードゲームなど、旅先で新しい友人を見つけるのに必要なすべてが揃っています。また、当協会の多くのホステルでは、スイミングプール、交流イベント、カフェ、映画鑑賞ルームといった充実した設備もご用意しています。車両の内装、テント、監獄など、風変わりな設備を備えたホステルもあります。

楽しくて、お手頃価格で、安全で、環境的に持続可能で、質の高い宿泊施設...それがYHA。

 

 

物価が高いオーストラリア国内の旅行、数をこなそうとすると費用が嵩む…。交通手段はLCC、食事はきちんと現地のものを食べたい、そうなると節約できるのは宿泊費!これまでの旅行は当然のことながらホテルの個室に宿泊していましたが、ここからはドミトリー(共同部屋)というものが私の選択肢に増えました。「安すぎると部屋の質が気になるし、海外旅行中に見知らぬ人と共同部屋は少し怖い…。」そんな方にオススメなのがYHA Australiaです。こちらは1932年設立のHostelling Internationalという世界的な非営利組織が運営しているので、1泊19AUD(約1500円)など目が飛び出るほど安い個人経営のドミトリーよりは若干高いものの、施設や泊まる人の質がある程度は保証されています。この非営利団体が運営するホステルは後で旅行するニュージーランドやサンフランシスコにもあります。

 

 

 

ちなみに私の宿泊詳細はこちら。

CAIRNS CENTRAL YHA

4Share Mixed

Check in: Thu 30 JunーCheck out: Wed 06 Jul (6 nights)

 1泊29.50AUD(約2400円) × 6泊=177.00AUD(約14000円)

 

今回は同行者が男性だったため混合部屋(Mixed)を選択しましたが、女性専用の部屋もあるのでご心配なく。部屋の種類もシングル・ツインの個室、もっと人数の多くて価格の安い10人部屋まであるので、幅広い選択肢がありました。今回の4人部屋、もし4人で旅行する予定で運が良ければ貸し切りもできるそうなので、予約の際に確認してみて下さい。1泊29.50(約2400円)という破格なので、ドミトリー部屋は共同シャワー・アメニティ持参・バスタオルは持参もしくはレンタルになりますが、共同キッチン・プール・無料朝食サービスなどお値段以上の施設でした。コインランドリー・洗濯竿もあるので、長期旅行にはピッタリです!(ケアンズは天気がいいからでしょうか?メルボルンシドニーには乾燥機があるだけで外干しは不可でした。)

 

YHAに初めて行くと、メンバーズカードを進められます。メンバーズカードを持つと、宿泊費が割引されるだけではなく、フロントでツアーを予約する際にも割引してもえます。年会費は25AUD(2000円)です。ケアンズで6泊する時点で、年会費のもとがとれるため入会しました。オーストラリア国内のYHAのみならず、同じ系列のYHAニュージーランドでも使用できました。

 

 

テラスのハンモック

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プール

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共同キッチンで作ったランチ

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共同キッチンで作ったキノコとカンガルーのミートスパゲッティ

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室内やシャワールームの写真を撮り忘れてしまいました…。ホステルは共同スペースが多いので、世界各国の方々の生活を垣間見ることが出来ます。個人的には共同キッチンで海外の方が作る料理を見るのが好きでした。(メキシコの方のご飯が一番おいしそうだった気がします。)長期間の旅なら、現地スーパーで食料を調達して調理するのも旅の楽しみの一つになりますよ。調理道具や調味料は共同スペースにおいてあることが多いので、買い物前に確認してみて下さい。また、ホステルでは宿泊者が交流できるようにイベントが開催されることもあります。私が滞在していた時もムービーナイトや5AUD(約400円)で参加できるBBQなどがありました。

 

それと同時に、共同スペースが多い分は多少気を使わなければならない場面もあります。早い時間に寝ようと思っても同室の方が何か作業をしていたり、夕飯の時間にはキッチンが混み合っていたり…。シャワーも共同なので、私は2AUD(約160円)でビーチサンダルを購入してシャワーを浴びていました。慣れないうちは戸惑いますが、少しの工夫で快適に滞在することが出来ます。何よりもこの値段でこの施設なので、私はこれを機にホステルの虜になりました。何かホステルに関して心配事がありましたら、分かる範囲でお答えしますのでコメントし下さい。

 

翌日からいよいよ本格的な旅のスタートです。ケアンズ市内から最もアクセスが良いグレートバリアリーフ、グリーン島については次の記事で紹介します。